第2回子ども生活実態基本調査報告書
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睡眠習慣と食習慣

 睡眠習慣は、基本的な生活習慣の一部をなしており、基本的な生活リズムの安定がその他の生活習慣の質を向上させるとも考えられる。そこで睡眠パターンにより「早寝早起き型」「夜更かし早起き型」「早寝朝寝坊型」「夜更かし朝寝坊型」に分けて、もう1つの基本的な生活習慣である食事に関する項目と組み合わせた分析を行った。紙幅の関係で結果は小学生の回答のみを提示する。睡眠パターンを単純化するため、小学生の場合は「6時30分ごろ」以前の起床を「早起き」、「7時ごろ」以降の起床を「朝寝坊」とし、「22時ごろ」までの就寝を「早寝」、「22時30分ごろ」以降の就寝を「夜更かし」として分類を行った。また食事に関する項目では「よくある」「ときどきある」の回答割合を集計した。結果を図2-1-4に示す。
 「早寝早起き型」では「食事の時間を楽しいと思う」が夜更かしの子どもたちより多く、「テレビを見ながら食事をする」や「好きなものだけを食べ、嫌いなものを残す」「朝食をとらないで学校に行く」がもっとも少ない。食事のよい習慣が根づいている様子がうかがえる。「早寝朝寝坊型」でも同じような傾向がみられた。一方で、夜更かしの子どもたちについては、早起きか朝寝坊かにかかわらず「テレビを見ながら食事をする」「スーパーやコンビニのお弁当を食べる」「夕食を一人だけで食べる」「朝食をとらないで学校に行く」と答えたものが多く、食習慣の乱れがみられる。「早寝朝寝坊型」より「夜更かし早起き型」のほうが朝食をとらないものの割合が高く、朝食の有無は単に朝の登校までの時間の長短によるわけではないといえよう。早起きは生活習慣の規則性を整えるうえで重要ではあるが、本調査の結果から、夜更かしで早起きを続けると、食習慣など他の生活習慣に乱れが生じる可能性があると考えられた。子どもが小さいうちには早起きだけでなく、早寝の習慣をしつけることがより重要であるといえよう。なお、同様の結果は中・高校生でもみられたが(図表省略)、学校段階が上がるにつれてその差は小さくなっていった。成長に伴い、生活習慣に影響する要因が多様化するためであろう。
■図2-1-4 睡眠習慣と食習慣(小学生)
図2-1-4 睡眠習慣と食習慣(小学生)
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