「データで考える子どもの世界」
第2回子ども生活実態基本調査報告書
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テレビゲームの時間は成績・高校偏差値によって差がある

 最後に成績・高校偏差値層別にテレビゲームで遊ぶ時間をみてみよう。まず、すべての学校段階において共通するのは成績上位層でテレビゲームの時間が短く、中位層、下位層の順に長くなっていくということである(図2-1-30)。この傾向は高校偏差値層別でみても同様の傾向が確認された。
■図2-1-30 テレビゲームで遊ぶ時間【平均時間】(学校段階別・成績/高校偏差値層別)
図2-1-30 テレビゲームで遊ぶ時間【平均時間】(学校段階別・成績/高校偏差値層別)
 また学校段階ごとにみていくと、小学生では成績上位層と下位層のテレビゲーム時間の差は10分程度(成績上位層63.0分、成績下位層73.8分)にすぎないが、中学生ではその差が28.8分(成績上位層61.7分、成績下位層90.5分)に、高校生も27.2分(進学校37.0分、進路多様校64.2分)に広がっている。
 テレビゲームで遊ぶ時間は成績や高校偏差値によって差があることがわかる。
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