第2回子ども生活実態基本調査報告書
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第2節 メディアとの接触

新潟大学特任准教授 浜島幸司

1. パソコンの利用(1)

 この5年間で、小学生のパソコン利用が「家で」「学校で」ともに減った。中学生は「家で」の利用が増えたが、「学校で」の利用は減った。高校生の利用は、「家で」「学校で」ともに増えた。各学校段階によって、5年間の利用状態に変化がみられる。
 私たちの仕事生活、家庭生活においてパソコンはもはや物珍しいものではなく、すでに使いこなせて当たり前の時代となっている。2004年から5年を経た2009年の子どもたちのパソコン利用状況について、データをみていこう。
 質問は、「あなたは、1週間にどれくらいパソコンを使いますか」について、「家で」と「学校で」の利用状況をたずねた。選択肢は、「週に5日以上」「週に3〜4日」「週に1〜2日」「ほとんど使わない」「家にはない(家での質問のみ)」とした。各学校段階別に2時点での結果をみたものが、図2-2-1(「家で」)と図2-2-2(「学校で」)である。
■図2-2-1 家でのパソコン利用状況(学校段階別、経年比較)
図2-2-1 家でのパソコン利用状況(学校段階別、経年比較)
■図2-2-2 学校でのパソコン利用状況(学校段階別、経年比較)
図2-2-2 学校でのパソコン利用状況(学校段階別、経年比較)

小学生の利用が減少

 図2-2-1をみると、まず、各学校段階とも「家にはない」という回答割合が減った。ただし、小学生15.8%、中学生10.9%、高校生9.3%と1割前後は「家にはない」家庭があることには注意しておきたい。利用している(「週に5日以上」+「週に3〜4日」+「週に1〜2日」)の回答結果をみていくと、2004年から2009年にかけて、小学生では42.7%→39.6%と利用が減った。一方、中学生では49.6%→58.4%、高校生では46.3%→56.2%と増えた。中・高校生は、家でパソコンを利用している。
 図2-2-2についても、利用している割合の2時点の変化を学校段階別にみていくと、小学生では25.2%→16.2%、中学生では22.2%→12.1%と減った。家庭に比べて、多くの子どもたちは学校ではパソコンを利用していない。一方、高校生では37.3%→43.7%と増えた。高校では4割の生徒がパソコンを学校で利用している。
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