第2回子ども生活実態基本調査報告書
   PAGE 11/25 前ページ 次ページ

今がよいから大人になりたい小学生、今が不満だから大人になりたい中・高校生

 ここからは、「早く大人になりたい」に注目したい。どういう子どもが大人になりたがるのであろうか。まず、現在の生活の満足度との関係から探ってみたのが図4-1-10である。小学生と中・高校生で様子が違っている。
■図4-1-10 生活満足度別にみた「早く大人になりたい」(学校段階別)
図4-1-10 生活満足度別にみた「早く大人になりたい」(学校段階別)
 3ポイント以上差がついているものに注目すれば、小学生は、「自分の性格」や「今の日本の社会」に満足し、「学校の先生との関係」に満足していないほど、「早く大人になりたい」割合が高くなる。学校の先生との関係は次にみる中・高校生の傾向に通ずる部分もあるが、どちらかといえば、今の自分や社会に満足していると大人になりたいのである。
 高校生は、「家族との関係」「学校の先生との関係」「自分が通っている学校」に満足していないほど、「早く大人になりたい」の割合が高くなる。中学生は、これに「現在の自分の成績」「自分が住んでいる地域」も加わる。つまり、中・高校生では、現在のまわりの人間関係や環境に満足していないほど大人になりたいと思い、逆に現在に満足していると大人になりたいと思わないのである。
   PAGE 11/25 前ページ 次ページ
目次へもどる 調査・研究データ