図Ｂ-1で父母の年齢をみてみよう。母親の平均年齢は41.1歳で、父親の平均年齢43.7歳よりも2.6歳低い。分布では母親の場合は、40歳が8.3％でもっとも多く、父親は42歳の6.5％がもっとも多い。

　表Ｂ-1で学年別の父母の平均年齢をみてみると、父親、母親とも学年が上がるにつれ平均年齢は上がる。平均年齢が40歳を超えるのは、母親の場合は小4生で、父親の場合は小2生である。

　母親の就業状況（図Ｂ-2）は、全体ではパートやフリーが40.5％でもっとも多く、専業主婦が34.6％で続く。常勤は19.2％で約5分の1にあたる。学年別でみてみると、小学校低学年で専業主婦の割合が高く、学年が上がるにつれて、割合は低くなる。パートやフリーの割合は学年が上がるにつれて高くなり、小5生で、専業主婦よりも高くなる。常勤の割合は学年が上がるにつれて若干高くなる。これらのことから、学年が上がるにつれて、専業主婦からパートやフリーへ移行している場合が多いことがうかがえる。パートやフリー、常勤と回答した母親には職種もたずねた（図Ｂ-3）。もっとも多かったのは、「販売職・サービス職（店員、美容師、クリーニング、接客など）」で28.7％、「事務職（官公庁や民間企業の一般事務、経理、営業職など）」が27.6％、「専門職（教師、医師、看護師、法律家、研究者など）」が21.2％と続く。父親の職種（図Ｂ-4）と比較してみると、父親では「管理職（官公庁や民間企業の課長以上の管理職）」が24.3％でもっとも多く、これは母親の場合の1.0％と大きな違いがある。さらに「事務職」が16.2％、「技能労働（製造、修理、大工、とび職などの熟練労働）」が14.9％と続く。

　母親（図Ｂ-5）と父親（図Ｂ-6）の学歴をみてみると、母親では44.7％、父親では51.0％が「大学・短期大学を卒業している」と答えている。