第4回学習基本調査報告書
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第2節 保護者の様子

数年前と比べて、最近「学校にクレームを言う保護者」が「増えた」と回答している小・中学校の教員が8割弱いる。また「学校に協力的な保護者」は、「変わらない」と回答している小・中学校の教員が5〜6割いる一方、「減った」も3割を占めている。担任をしている学級の保護者の様子では、「授業参観への出席率が高い」が小学校では8割弱だが、中学校になると、5割弱である。一方、「PTAの役員を決めるのが難しい」が小学校の5割弱から、中学校では6割になる。    【Q15-A、B(教員)】

 1.小・中学校とも約8割の教員が「学校にクレームを言う保護者」が「増えた」と回答

 近年、モンスターペアレンツが増えているとよくいわれるが、実際、小・中学校の教員はどのように感じているのだろうか。数年前と比べた最近の保護者の様子の変化について、5項目をたずねた。図11-2-1は小学校教員の結果をまとめたグラフである。「学校にクレームを言う保護者」「自分の子どものことしか考えない保護者」「子どもに無関心な保護者」の3項目は「増えた」と回答した小学校教員が6〜8割弱に達している。一方「教師の指導を信頼している保護者」「学校に協力的な保護者」の2項目は「変わらない」との回答が5割前後ではあるが、「減った」と回答した小学校教員も3〜4割いる。
図11-2-1 保護者の様子の変化(小学校教員)(n=1,872)
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