第4回学習基本調査報告書
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 5.小学校の教科・領域等別では「特別活動」「算数」「国語」の順に標準授業時数を超過する設定

 ここからは、「国語」「算数」「道徳」「総合的な学習の時間」などの各教科・領域等の年間授業時数の設定状況について、小学校は小6生を、中学校は中3生を例にみていこう。

 図1-1-4は小6生についてまとめたものである。「標準どおり」に設定している割合は、もっとも少ないのが「特別活動」の55.1%で、もっとも多いのが「道徳」の80.1%だが、ほとんどの教科・領域で7割程度が「標準どおり」に設定している。このことから、年間総授業時数の「標準超過型」が56.8%もあるものの、それは教科や領域全般が標準を超過している設定になっているのではなく、一部の教科や領域だけが超過ている学校が多いということがわかる。

 それぞれの教科や領域別に標準を超過している割合をみると、もっとも多いのは「特別活動」の39.4%で、次いで「算数」の30.9%、「国語」の30.1%となっている。「算数」「国語」はそのうちの3割ほどが「標準より11時間以上多い」設定をしていて、他教科・領域と比べて、標準を超過している割合も時数も多い。また、「特別活動」は標準を超えている割合のうち半数以上が「標準より36〜70時間多い」以上の設定をしている。ただし、この時数は児童会活動やクラブ活動、学校行事などにあてられているようだ。

 一方、標準を超えている割合が低いのが「道徳」の14.2%と「総合的な学習の時間」の15.5%だった。その他の教科や領域で標準を超えている割合は2割前後で、標準を超えている時数も「標準より1〜5時間多い」がほとんどだった。また、「標準未満」の設定、「総合的な学習の時間」の5.7%が目立つ程度で、他の教科・領域ではほとんどみられなかった。
図1-1-4 年間授業時数の設定状況(小6生/教科・領域等別)(n=528)
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