第4回学習基本調査報告書
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第2章 教育課程外の時間


第1節 平日の取り組み

 「平日の朝読書」は小・中学校ともに9割前後で実施されており、全国的に普及している。「平日の朝学習」は7割強の小学校で実施しているが、中学校は3割強にとどまる。「平日の放課後の補習」は小・中学校ともに2割しか実施していない。 【Q5(学校)】

  現行学習指導要領の完全実施に先んじて、PISAの結果などから学力低下の懸念が社会問題となったことを受けて、文部科学省は2002年1月に『学びのすすめ』を発表した。そのなかで示された「確かな学力」の向上のための指導の5つの方策の1つが、放課後の時間などの補充的な学習や朝読書といった「学びの機会を充実し、学ぶ習慣を身に付ける」であった。これを受けて、学校では、教育課程外の時間にもさまざまな学習の機会を児童・生徒に提供するようになってきた。

 では、現在、小・中学校では、平日にどのような教育課程外の取り組みをどの程度実施しているのだろうか。ここでは、「平日の朝読書」「平日の朝学習(漢字や計算のドリルなど)」「平日の放課後の補習」の3つを取り上げて、その実施状況を学校調査の結果から詳しくみていくことにしたい。

 1.「平日の朝読書」は小・中学校ともに9割前後が実施

  「平日の朝読書」は、図2-1-1のように、小学校では94.3%、中学校では86.6%の学校で実施されている。実施している学校での週あたりの実施回数をみてみると、小学校では「週1回」「週2回」実施する学校の合計が61.0%なのに対して、中学校では「週5回」、つまり毎朝実施している学校が60.5%と、週あたりの実施回数には小学校と中学校で違いがみられる。
図2-1-1 平日の朝読書(小・中学校)
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