第4回学習基本調査報告書
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第2節 家庭学習指導

 小・中学校の教員とも、家庭での学習時間の指導を行う比率、指導する学習時間が02年調査に比べて増加している。また指導する学習時間の平均については、小学校教員の担当学年別にみると、小1生では20分台だが、小6生になると、60分台に達している。    【Q8-B(教員)】
 本節では、小・中学校の教員が児童・生徒に対して、家庭での学習時間の指導をしているかどうかとその時間を概観する。

 1.小・中学校の教員とも家庭学習指導の実施率も指導する学習時間も増加している

 まず、小学校の実態を確認していこう。図6-2-1は家庭での学習時間の指導の有無について、全体および担当学年別にみた経年変化を表している。全体の推移をみると、02年調査では98年調査より指導している比率が減少したが、07年調査になると、6割であった98年調査の実施率を超え、7割に達している(98年調査64.9%→02年調査58.7%→07年調査73.4%)。

 この9年間、小学校教員は宿題を多く出すようになっただけではなく、児童に対して、家庭での学習時間の指導を行う比率も高くなったことがわかる。前節で述べたように、学力低下への懸念や「確かな学力」の考えの学校現場への浸透から、小学校教員が児童に対して家庭での学習を促し、学力向上を図ることを以前より重視するようになってきたと考えられる。

 家庭学習指導の有無を担当学年別にみたところ、どの学年も02年調査に比べて、07年調査では数値が10ポイント以上増加している。07年調査では小1生でも6割を超え、小6生になると、8割に上った(図6-2-1)。
図6-2-1 家庭での学習時間の指導の有無(小学校教員/全体・学年別・経年比較)
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