第4回学習基本調査報告書
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  次に、中学校教員の家庭学習指導の状況をみていきたい。家庭での学習時間の指導の有無について、図6-2-4に示したように、「はい」の回答割合は97年調査に比べて02年調査では減少していたが、07年調査では97年調査なみに戻っている(97年調査71.3%→02年調査63.5%→07年調査72.9%)。
図6-2-4 家庭での学習時間の指導の有無(中学校教員/経年比較)
 家庭で学習するように指導する時間をみると(図6-2-5)、「1時間」が減少し(02年調査32.6%→07年調査27.3%、5.3ポイント減)、「2時間」と「3時間」が02年調査に比べて、それぞれ2.2ポイント、2.1ポイントと微増している。家庭学習指導の平均時間の経年変化をみると、07年調査は02年調査より3.3分増加している。
図6-2-5 家庭学習指導の時間(中学校教員/経年比較)

 図6-2-6は07年調査について、中学校教員の担当教科別にみたグラフである。どの教科の教員も指導する家庭での学習時間のボリュームゾーンは「2時間」と「1時間」にある。「1時間」「1時間30分」「2時間」の合計は、「国語」が8割台、「数学」「理科」「社会」が7割台、「外国語」が6割台となっている。平均時間をみると、「国語」が100分を超えており、それ以外の教科も90分前後である。

  02年調査からのこの5年間、中学校教員が家庭での学習時間の指導を実施する割合が増加し、また指導する学習時間も増加していることがわかる。この増加傾向の背景には前述した小学校と同様に、学力低下不安と「確かな学力」の影響があると考えられる。
図6-2-6 家庭学習指導の時間(中学校教員/担当教科別)
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