第4回学習基本調査報告書
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表8-1-1 出勤時刻・退勤時刻・教材研究等の時間・学校にいる時間の平均(小・中学校教員/教職経験年数別・性別)
(2)男性のほうが「学校にいる時間」が長い
 次に、性別による出勤時刻、退勤時刻、教材研究等の時間、学校にいる時間の特徴をみていく。
 表8-1-1をみると男性の出勤時刻が女性より早いことがわかる。出勤時刻は小・中学校教員とも男性の平均が始業の約40分前、女性の平均が約30分前となっており、男性が女性よりも10分程度早い。

 一方、退勤時刻は男性のほうが女性よりも遅くなっている。平均時刻を比べると、男性と女性では小学校教員では14分、中学校教員では12分の差がある。男性は女性よりやや早く出勤し、やや遅くに退勤する傾向がある。

 すると必然的に「学校にいる時間」も男性のほうが長くなっている。平均時間をみると、小学校教員(男性11時間28分、女性11時間04分)、中学校教員(男性11時間56分、女性11時間34分)ともに男性が20〜25分ほど学校にいる時間が長い。

 教材研究等の時間の平均を比べてみると、小学校教員では男女の差はほとんどないが、中学校教員では男性が83.1分に対して女性は101.3分と20分近い開きがある。しかし、これは教職経験年数の比率において、女性が男性よりも年数の短い人が多いことによるものと考えられ、教材研究や授業準備に必要な時間は性差よりも経験の差によるものが大きいといえる。

 こうした学校での勤務時間の男女の違いには、家での仕事時間は女性のほうが長いことが原因としてある(次節を参照)。なお、この傾向はすでに97年調査、98年調査でも指摘されている。男性が学校に残って仕事をするのに対して、女性は早めに切り上げてその分家庭で長めに仕事をしている。
 また、一般的に女性(とくに既婚の女性)は男性に比べて家事負担が大きいことが背景として考えられる。

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