第4回学習基本調査報告書
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 4.生徒間の学力差が大きいと感じるのは、外国語と数学の教員

 学習指導にかかわる悩みに関しては、教科特性による違いが考えられる。そこで、学習指導にかかわる3項目について、中学校教員の担当教科別に違いをみたものが図9-2-3である。これによると、「年間の授業時数が足りない」に「そう思う」と回答した割合は、理科の教員のみが低く50.8%で、他の4教科では6割程度だった。「生徒の学習意欲が低い」については、担当教科による違いはみられなかった。少なくとも教員の意識としては、生徒の学習意欲の低さは教科によって異なるものではない、一般的な傾向のようである。

 一方、「生徒間の学力差が大きくて授業がしにくい」に「そう思う」と回答した割合は、外国語で76.9%、数学で76.2%と高くなっている。次いで、国語が66.4%、理科が63.7%であり、社会は55.8%だった。教科特性によって、学力差が授業進行におよぼす影響は異なるだろうが、実際に外国語や数学で、学力差が顕在化しやすいのかもしれない。
図9-2-3 教員の悩み(中学校教員/担当教科別)
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