第4回学習基本調査報告書
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 3.総合的には、7割が自分の教員生活に満足

 このように、教員生活の側面によって、満足感の程度は異なっていることがわかった。とはいえ、全体としてみれば、自分自身の教員生活には満足しているようだ。これを示すのが、「総合的にみて、ご自身の教員生活に、どれくらい満足していますか」とたずねた結果である(図9-3-3)。これからわかるように、小学校教員では74.0%、中学校教員では72.4%が、総合的にみて自分自身の教員生活に「満足している」と回答している。
図9-3-3 教員生活への総合的な満足感(小・中学校教員)

 4.女性のほうが「教員生活と私生活とのバランス」に対する満足感が低い

 次に性別に満足感の違いをみたものが、表9-3-1である。これによると、「教員生活と私生活とのバランス」については、小・中学校の教員ともに、男性より女性のほうが「満足している」との回答が少ない(小学校:男性52.6%>女性42.9%、中学校:男性42.9%>女性37.7%)。これは、家庭をもつ女性が、仕事と同時に家事や子育てなどを行っており、忙しいといった背景があるものと推測される。

 また、中学校教員については、「学習指導」について「満足している」という回答が、男性より女性のほうが少ない(男性57.2%>女性48.0%)。この背景には、前述のような家事や子育てとの両立による忙しさがあると考えられる。ただしこれには、担当教科別に満足感の違いをみた場合、理科と数学で高く、国語が低い、ということが関係している可能性も考えられる(理科60.2%、数学56.5%、社会51.5%、外国語51.5%、国語48.2%、図表省略)。というのも、男女構成比は、教科によって異なるからである。本調査の回答者についていえば、数学と理科(と社会)は8割前後が男性教員であり、国語と外国語は6割程度が女性教員であった(図表省略)。教科特性を背景として「学習指導」に対する満足感に性差がみられた可能性もあり、この点はさらなる検討が必要だろう。
表9-3-1 教員生活への満足感(小・中学校教員/性別)
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