第4回学習基本調査報告書
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 2.管理職志向は男性のほうが多い

 小・中学校教員のそれぞれについて、性別に分けて、将来展望の違いをみたものが表9-4-1である。これによると、小・中学校の教員とも、「できれば、将来管理職になりたい」という回答は、女性より男性のほうが多く、反対に「管理職にはならず、一教員としてずっと児童・生徒を前にして働きたい」という回答は、女性のほうが男性より多い。また、「いずれは教員を辞めたいと思っている」という回答は女性のほうが多く、反対に「特に考えたことはない」という回答は、男性のほうが多い傾向がみられた。
表9-4-1 将来展望(小・中学校教員/性別)

 3.教職経験「11〜20年目」以降で、 離職を考えている教員がやや増加

 さらに、教職経験年数別に将来展望の違いをみたものが表9-4-2である。これによると、中学校教員では「21〜30年目」で管理職を志向する割合(「できれば、将来管理職になりたい」)が22.4%と高くなっている。これは、この年代が実際に管理職試験を受けるかどうかを考える年代にあたることに加え、回答者の構成上でこの年代の男性比率が高いことが関係しているかもしれない。また、小・中学校ともに、「31年目以上」では、管理職志向はほとんどみられない。これは、管理職試験を受ける中心的な年代を過ぎているためと思われる。

 他方、離職の可能性(「いずれは教員を辞めたいと思っている」)については、小・中学校で多少の違いはみられるものの、「11〜20年目」以降に徐々に増えて2割前後となっている。

  このように、性別や教職経験年数によって、将来展望は異なることがわかる。
表9-4-2 将来展望(小・中学校教員/教職経験年数別)

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