資料２：小・中学校の年間総授業時数の変化（1992年度〜）

※小学校は１単位時間45分、中学校は１単位時間50分。

●「学習指導基本調査」の主な結果

完全学校週5日制への移行期

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月2回の週5日制導入に対して、年間総授業時数を変えていない学校が4校に3校。3校に2校は土曜日の授業を他の曜日に上乗せし、3校に1校は短縮授業日を削減。

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体験的な学習や問題解決的な学習を重視する方向が示されるなか、「調べ学習」は6割を超える学校が実施、「校外での体験学習」は2割強にとどまる。

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月2回の週5日制導入に対して、年間総授業時数を減らした学校が5校に2校。

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「学校内での体験的方法による学習」（86.2％）、「学校外での現場・フィールドでの体験的方法による学習」（58.7％）など、新しい学習指導方法が積極的に取り入れられている。

1998年告示の学習指導要領の全面実施時期

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「総合的な学習の時間」では、小・中学校ともに、「テーマ学習」が1つの柱に。小学校では教科の学習内容を深める活動、中学校では進路学習や学校行事の一環としての活動などを行う傾向。

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「学習指導要領」に対して、「子どもの学ぶ意欲を引き出す上で効果的だ」「子どもの生活にゆとりが生まれる」など肯定的な評価がある一方で、「教員の指導上の負担が大きくなる」「学校による指導力の格差が大きくなる」などの指摘も。

2003年の学習指導要領一部改正下

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教員の指導観が、子どもの個性や自主性重視から、学力底上げ路線へ大きく変化。

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体験的な活動を行う授業を心がける教員の割合が減少。

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宿題を出す頻度や分量が増加。家庭学習の時間の指導をしている教員の割合も増加。

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7割を超える教員が忙しいことに悩んでいる。