ベネッセ教育総合研究所 ベネッセコーポレーション
REPORT高等学校の進路指導に関する意識調査(2004) 次へ


4.高校の先生方が進路指導でお困りの点

(1)最も困っている点は、個々の生徒への十分な対応ができにくいこと


・教師の多忙さ/生徒の進路の多様化
 進路指導上お困りの点として、最も数値が高かった項目は「12.多忙なため個々の生徒に対応する時間がないこと(78%:困っている+やや困っている)」であった(データ12)。この傾向は1997年の調査結果と同様であるが、今回の調査で数値は10ポイント以上増加している(97年67%→04年78%:データ13注)。

注:1997年調査と2004年調査では、選択肢の構成が異なるため数値を単純に比較できないが、大きな傾向は読み取ることができる(詳しくはデータ13脚注参照)。
データ12 高校教師が進路指導上困っていること
データ12
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 フリーアンサー(自由記述欄)には、「週5日制の影響」や「少子化による教員数の減少(講師の増加)」、「生徒の進路先の多様化や、個別に指導が必要な生徒が増えている一方でスタッフ増は難しく、十分な対応がしにくい」などの記述が見られる。また、多忙さの結果として教職員間のコミュニケーション・意思統一などに当てられる時間が少なくなりがちだという記入は全ての学校類型で見られた。
 データ13からは「2.生徒が何を考えているかつかめない」、「3.生徒の自分の進路について考えようとする意識が低い」など、A生徒に起因する課題の数値が97年とほとんど変わらない一方で、F生徒の進路の多様化(生徒の進路が多様で指導が困難)は97年調査に比べ14ポイントも増加していることが分かる。


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