第1章 英語活動の実施・指導者・内容
1. 英語活動の実施状況
高学年では、ほぼすべての学校で英語活動を実施している。一方で、1〜4年生の実施率は低下している。とくに中学年での減少幅が大きい。「総合的な学習の時間」での実施が困難になったこと、学校裁量の時間の減少などが背景にある。

Q 貴校では、何らかの形で外国語(英語)活動を行っていますか。
図2−1−1 英語活動の実施の有無(経年比較)〈教務主任〉

Q 外国語(英語)活動は何年生で実施していますか。
図2−1−2 英語活動の実施率(学年別 経年比較)〈教務主任〉

注1)英語活動を「行っている」学校(2006年n=3,292、2010年n=2,374)のみ対象。
注2)「外国語(英語)活動は何年生で実施していますか。また、その活動の教育課程上などの位置づけは何にあたりますか」という問いで、1つでも○がついていれば、その学年で英語活動を行っているとみなした。
注2)「外国語(英語)活動は何年生で実施していますか。また、その活動の教育課程上などの位置づけは何にあたりますか」という問いで、1つでも○がついていれば、その学年で英語活動を行っているとみなした。
◆英語活動の実施率
英語活動の実施状況をみると、06年調査は94.0%の学校が実施していたのに対し、10年調査は99.6%の学校が実施している(図2−1−1)。数ポイントではあるが増加がみられ、新学習指導要領への移行措置期間にあたる今年(2010年)度は、ほぼすべての学校で英語活動を実施している。
学年別の実施状況をみると、10年調査では、低学年約65%、中学年約80%、高学年ほぼ100%である(図2−1−2)。
06年調査と10年調査を比較してみると、低学年では約80%から約65%に、中学年では約95%から約80%に減少している。低・中学年で実施率が低下しており、なかでも中学年での減少幅が大きいことがわかる。
なぜこのように低・中学年における実施率の大幅な減少がみられたのだろうか。英語活動の年間時数、教育課程上などでの位置づけの変化とあわせて、06年調査以降の実施率の変化の背景をみてみたい。
英語活動の実施状況をみると、06年調査は94.0%の学校が実施していたのに対し、10年調査は99.6%の学校が実施している(図2−1−1)。数ポイントではあるが増加がみられ、新学習指導要領への移行措置期間にあたる今年(2010年)度は、ほぼすべての学校で英語活動を実施している。
学年別の実施状況をみると、10年調査では、低学年約65%、中学年約80%、高学年ほぼ100%である(図2−1−2)。
06年調査と10年調査を比較してみると、低学年では約80%から約65%に、中学年では約95%から約80%に減少している。低・中学年で実施率が低下しており、なかでも中学年での減少幅が大きいことがわかる。
なぜこのように低・中学年における実施率の大幅な減少がみられたのだろうか。英語活動の年間時数、教育課程上などでの位置づけの変化とあわせて、06年調査以降の実施率の変化の背景をみてみたい。