第2回 小学校英語に関する基本調査(教員調査)
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第2章 英語活動で使用する教材と評価

1. 英語活動で使用する教材

英語活動で一番使用されている教材は「英語ノート」89.6%。「『英語ノート』デジタル版」を使用する学校も5割ある。「英語ノート」については、「指導計画の作成」や「教材・教具の準備」などに役立っている。

Q あなたの学級で使用している外国語(英語)活動の教材は、どなたが制作したものですか。

図2―2―1 英語活動で使用する教材〈学級担任〉
図2―2―1 英語活動で使用する教材
注1)複数回答。
注2)英語活動を「行っている」学級(n=2,315)のみ対象。
◆英語活動で使用する教材
 英語活動で使用する教材は、「英語ノート」が中心である。教師が使用する教材のなかで、89.6%と、もっとも広く使われている。「『英語ノート』デジタル版」を使用する学校も約半数ある(図2―2―1)。「ALTなどの外部人材・機関が制作した教材」を使用している学校は半数程度ある。ただし、「ALTなどの外部人材・機関が制作した教材」は、06年調査ではおもに使用する教材の第1位(53.0%)にあがっていたが、10年調査では19.7%のみである(巻末基礎集計表PDF 参照)。「英語ノート」(および「『英語ノート』デジタル版」)が、完全に英語活動の中心になってきているといえる。
 「英語ノート」は英語活動の共通教材として、2008(平成20)年に文部科学省より全国の公立小学校に配布されたものである。学習指導要領に掲げた「外国語活動」の目標や内容に沿った教材としてこの数年で広く浸透し、教員の指導の拠り所となっているようだ。
 そのほか、06年調査との比較はできないが、「学級担任が独自に制作した教材」41.7%も高い比率であることに注目したい。多くの学校では週1回、1時間のみ行う活動ではあるものの、子どもにとって楽しい活動を行うために学級担任が工夫をしている様子が浮かびあがる。

Q あなたの学級では、1年間の外国語(英語)活動のうち、「英語ノート」を使用しているのは何割くらいですか。

図2―2―2 「英語ノート」を使用する割合〈学級担任〉
図2―2―2 「英語ノート」を使用する割合
注)英語活動を「行っている」学級(n=2,315)のみ対象。

Q 「英語ノート」は、次のような点で役立っていますか。

図2―2―3 「英語ノート」の役立ち感〈学級担任〉
図2―2―3 「英語ノート」の役立ち感
注1)〔 〕内は「とても役立っている」+「まあ役立っている」の%。
注2)英語活動を「行っている」学級(n=2,315)のみ対象。

Q あなたは、「英語ノート」で取り扱われている内容について、どのようにお感じですか。

図2―2―4 「英語ノート」に対する評価〈学級担任〉
図2―2―4 「英語ノート」に対する評
注1)〔 〕内は「とてもそう思う」+「まあそう思う」の%。
注2)英語活動を「行っている」学級(n=2,315)のみ対象。
◆「英語ノート」の活用状況
 1年間の授業で「英語ノート」を使用する割合は「9〜10割」との回答が約45%。「7〜8割」も合わせると約7割である。多くの学校で「英語ノート」中心の指導が行われていると考えられる(図2―2―2)。
 「英語ノート」は「指導計画の作成」や「教材・教具の準備」など、指導の実践に役立っているとの回答が多い(図2―2―3)。一方、内容に対しては賛否が分かれる点もあるようだ。
 「児童の発達段階に合っている」「児童のコミュニケーション能力が高まる」「難易度がちょうどよい」などに対しては、「とてもそう思う」の比率が1割を下回っている(図2―2―4)。
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