若者の仕事生活実態調査報告書−25〜35歳の男女を対象に−

    PAGE 4/9 前ページ 次ページ

第1部 基礎データ編/第2章 仕事にかかわる意識

第2節 仕事をしていて感じること

「自分の個性や能力に合った仕事だと思う」「仕事が楽しい」「仕事にやりがいを感じる」といった回答は、就業形態を問わず、5割を超えている。「仕事量が多くて大変だ」と感じているのは正規社員に多い。

仕事ではさまざまな場面に遭遇する。仕事の内容やその成果に楽しさや充実感を感じることがある一方で、その過程では仕事の大変さや、ときにはわずらわしさを感じることもあるだろう。仕事内容や職場環境と、個人の志向や資質とのマッチングは、しばしば問題にのぼるところでもある。

●正規社員の57.3%は、「仕事量が多くて大変だ」と感じている

図2−2−1では、「仕事をしていて感じること」を就業形態別に示してある。項目は全体で「そう」(「とてもそう」+「まあそう」、以下同)の割合が大きかったものから順に並べた。まずは全体の傾向をみると、もっとも多いのは「自分の個性や能力に合った仕事だと思う」という回答である(60.1%)。「仕事が楽しい」「仕事にやりがいを感じる」などの肯定的な評価も5割を超えている。

一方で、「仕事量が多くて大変だ」「仕事をやめたいと思う」といった否定的な評価も5割前後である。また、「給料や待遇に満足している」と回答した割合は34.8%にとどまり、3人に2人の有職者は不満をもっているようである。

次に、就業形態別では、「自分の個性や能力に合った仕事だと思う」「仕事が楽しい」「仕事にやりがいを感じる」といった回答は、就業形態を問わず、5割を超えている。

一方で、「仕事量が多くて大変だ」と業務量に負担を感じている正規社員は57.3%と、非正規社員(37.7%)や自営自由業(41.7%)に比べて、約20ポイントも高い。また、非正規社員では「仕事を通じて自分の能力が高まっていると感じる」と回答した割合が、自営自由業では「給料や待遇に満足している」と回答した割合が、他の就業形態に比べて低い傾向がみられる。

図2-2-1:仕事をしていて感じること(就業形態別)

●仕事にやりがいを感じている既婚者

視点を変えて、「仕事をしていて感じること」について、既婚未婚別に示したものが図2−2−2である。

これによると、「仕事にやりがいを感じる」に「そう」と回答した割合は、未婚49.9%<既婚60.7%と、既婚者のほうが高い。反対に、「仕事をやめたいと思う」に「そう」と回答した割合は、未婚51.1%>既婚40.6%と、未婚者のほうが高くなっている。また、これ以外の項目の結果をみても、概して未婚者よりも既婚者のほうが、現在の仕事に対して肯定的な評価をしている傾向がみられた。

もちろん、結婚をしているかどうかが、そのまま現在の仕事に対する意識に結びつくわけではない。前述した就業形態や、それに伴う実際の仕事の内容などが、大きな影響要因であることは間違いない。にもかかわらず、こうした結果がみられた1つの理由として、結婚という生活面での状況が、仕事を行う動機づけになっているといった可能性が考えられるだろう。結婚と仕事との明確な関連性はわからないが、興味深い。

図2-2-2:仕事をしていて感じること(既婚未婚別)

     PAGE 4/9 前ページ 次ページ
目次へもどる 調査・研究データ