第2部 分析編/第2章 無職の若者の世界
第2節 インタビューを踏まえたアンケートの分析
4.総合的な生活満足度と現在の生活について思うこと
(1)総合的な生活満足度
現在の生活に対する総合的な満足度についてみると「満足している」(「とても満足している」+「まあ満足している」)割合は、有職ではいずれも5割前後だが、無職は2割強と低い(図1−4−2参照)。
(2)現在の生活について思うこと
では、現在の生活においてどのような点が満足で、どのような点が不満なのだろうか。「とてもそう」+「まあそう」の割合をみていこう(図2−2−2)。
「時間的なゆとりがある」が8割を超え、他の就業形態と比べ突出している。しかし、その他の項目に関してはすべて低い割合であることが特徴である。
なお、「健康に自信がある」のは24.5%で約4人に1人と比較的少なくなっている。睡眠時間は長く、自由時間はあっても経済的な不安やこれから先のことへの不安を抱えるなどストレスフルな状態のため、無職の若者の中には健康に自信がない人もいるのかもしれない。一方で、健康上の理由で仕事に就いていないなどの事情を抱えている場合もあるのだろう。
![]() 〜自由な時間はあっても、経済的な不安や将来への不安でいっぱい〜 ★生活について満足な点
★生活について満足な点
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