ベネッセ教育総合研究所
山中 伸一氏にきく
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一人ひとりの教師が考え、判断し、説明を求められる時代
―現場で頑張っている先生方にメッセージをお願いします。
山中 今、国は教育の基本方針として、先生方がそれぞれに工夫し、地域や学校独自の取り組みを行いやすいように、教育委員会をはじめ学校現場に近いところに権限を移していくことを目指しています。そのため、今後は各学校の判断で取り組める範囲がより一層広がり、地域や学校ごとの特色も明確になってくると思います。同時に、先生方にも、自ら考え、判断し、説明することがこれまで以上に求められるようになってくるはずです。国としても、各学校の取り組みが学力にどう結びついているのか、その達成状況を評価する仕組みをつくることが必要だと考えています。当然、学校の責任は大きくなりますが、先生方一人ひとりのやり甲斐もこれまで以上に大きくなると思います。
  教育のあり方を時代に合ったものに変えていくための制度やツールは、徐々に整備されています。学校の先生方には、この改革の方向性を理解していただき、子どもたちが怩アれからの時代を生きる力揩伸ばしていけるよう、各学校で創意工夫した教育活動に、積極的かつ大胆に取り組んでいただきたい。そういうことができる時代になってきているのだと思います。
―ありがとうございました。


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