ベネッセ教育総合研究所
地方自治体がひらく新しい教育
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異年齢交流に重点を置いた「通学合宿」
 地域とのつながりに加え、異年齢グループの交流に重点を置いた取り組みに、公民館での「通学合宿」がある。小学生から高校生までが、1週間ほど公民館に泊り込み、共同生活を営みながら学校に通う試み。食事や掃除、洗濯といった日常生活を共にし、お風呂は近所の民家に提供してもらう。この共同生活を通じ、年長者はリーダーシップを身につけ、年少者は年長者を敬い、さらにルールを守ることを学ぶ。
  「異年齢との交流で身につけられることは少なくありません。少子化が進む今だからこそ、活動の意義は高まっています」(水井氏)
  活動後も、先輩や後輩、または友人として参加者の交流は続き、地域社会とのつながりも残る。篠山市教育委員会では、今後も積極的に後押ししたい事業だと意気込む。
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国際理解教育の一環で行われた姉妹都市との交流。自分とは異なる
考えや経験を持っている人たちと接することから、子どもたちに 学ぶ力を
身につけさせたいという考えが、篠山市教育委員会の施策の根底にある


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