データから見る教育 [保護者向け活用版] 家庭での食生活が良好な人間関係を築く

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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3 体調との関係も注意したい「孤食」「コンビニ食」

 最後に、食事と体調の関係を見てみたい(図4)。「朝食をとらないで学校に行く」「夕食を一人だけで食べる」「スーパーやコンビニのお弁当を食べる」ことがよくある子どものうち、それぞれ57.1%、66.4%、65.8%が「疲れやすい」と回答。「ぜんぜんない」と回答した子どもの割合と比べると、約10〜20ポイントも高くなっている。
  疲れやすい、やる気が出ないといった子どもの体調は、他者とのコミュニケーションや学力にも悪影響を与えている可能性がある。スーパーやコンビニを忙しい生活の中で上手に利用しながらも、教育における家庭の役割として、食事や睡眠といった基本的な生活習慣を注意して見ておく必要がある。
図4

●第1回子ども生活実態基本調査・調査概要
調査時期/2004年11月〜12月
調査対象/小学4年生〜高校2年生
      合計14,841人(有効回答数)
抽出方法/市区町村の人口規模および人口密度を考慮した有意抽出法
調査方法/学校通しの質問紙による自記式調査

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