データから見る教育 [保護者向け活用版] さまざまな大人との交流が将来の仕事の充実感に影響

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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3 子どもに自信を持たせるには家庭の力が不可欠

 では、図4の「自分から率先して行動すること」についてはどうだろうか。ここでも、「自信がある」と答えた人ほど、「親や学校の先生以外の大人と話をした」に回答する割合が多かった。また、「大勢の友だちと遊んだ」「家事の手伝いをした」が上位項目に挙がっていることにも注目したい。

 以上の調査データからも明らかなように、子どもたちが自信を持ち、前向きに生きていく人間に育っていくためには、家庭の力が不可欠だ。例えば、「すごいね」「よくできたね」と褒められて育つ子どもと「だめな子ね」と言われて育つ子どもでは、自己肯定感に大きな違いがある。「自分の居場所がある」「自信を持たせてくれる」と思えるような家庭環境が、子どもが充実した人生を歩んでいく上で、極めて重要だ。

図4

●図1〜4 若者の仕事生活実態調査・速報版
ベネッセ教育研究開発センター
調査時期/2006年1月
調査対象/25〜35歳の男女(学生を除く)
      2,500人(男性1,250人、女性1,250人)
      うち有職者は1,921人(男性1,182人、女性739人)
調査方法/インターネット調査
※インタビュー調査を踏まえた詳細な分析は『若者の仕事生活実態調査報告書』(2006年10月刊行予定)にて報告

 

速報版の内容は、こちらで公開中


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