学びが深まるIT活用 情報モラルの指導

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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【教育委員会Voice】

教育環境を整え子ども一人ひとりの活用を促進

喜茂別町教育委員会
学校教育係係長 丸屋 勉

 子どもが少ない喜茂別町では、地域と学校が連携して子どもを見守っていこうという雰囲気がある。豊かな自然の中にあり、明るくのびのびと子どもを育てられる環境にも恵まれている。
  教育委員会では、郡部だからといって教育環境が都市部に劣ることのないようにと、周辺の町村に先駆けて、01年度には町内の全小・中学校に充実した設備を整えた。ほぼ同じ時期に、校内に無線LANも設置した。小学校2校、中学校1校のいずれも、パソコン教室ではほぼ1人1台使用できる。ITサポーターも、パソコン導入当初から派遣している。最初は、機器管理を行い、04年より授業支援も行っている。
  IT機器やLANなどインフラの整備だけでなく、外部人材であるITサポーターを派遣することで、教師の負荷を減らし、授業に取り組みやすくなることを狙いとしている。
  喜茂別小学校のパソコンの活用度は高く、学芸会でもプレゼンテーションソフトを使った発表などを行っていた。「興味を持ったことをすぐに調べられることが、子どもたちの向上心にもつながっている」と学校教育係の丸屋勉係長は話す。
  予算など厳しい面もあるが、情報教育に関する施策は継続していきたいと意欲的だ。

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