みんなで取り組む小学校英語

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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研修会・研究会により現場の教師の不安を解消

 02年度からは研修を本格的に始めた。1つは、月1回の「クラスルーム・イングリッシュ・ブラッシュアップ講座」注2)だ。教師の英語力向上のため、リスニングなどを練習する。もう1つは夏休みに2日間行う「スキルアップ講座」。授業の進め方に関する研修で、指導案や教材を作り、授業形式で発表する。作った教材は持ち帰ることができる。
  研修会がきっかけとなり、現場では自主的な「京都市小学校英語活動研究会」が立ち上がった。ここでは英語活動の研究以外にも、研修会や授業で使う資料を作成したり(図2)、研究内容を研修会で発表したりしている。研修会と研究会の実施により、教育委員会は現場のニーズを把握することができ、現場の教師は不安を解消することができる。
  「よりよい英語活動を行うためには、カリキュラム、教材、その活用を促す研修会や研究会が不可欠です。この3つを用意するのが、教育委員会の役割と捉えています」

注2:小学校の英語活動でよく使われる英語表現の講習。子どもたちが容易に理解でき、教師も容易に発話しやすい表現を中心に、発音やリスニングの練習をする
図2
http://www.edu.city.kyoto.jp/sogokyoiku/curri_c/es_eng.html

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