学びが深まるICT活用 ICTの活用でよりよい授業、校務の効率化を進める

石川県 かほく市立外日角小学校

石川県 かほく市立外日角小学校

[School Data]
1875(明治8)年創立の歴史ある学校で、地域の信頼は厚い。図書教育に力を入れ、子ども同士での読み聞かせなど、ユニークな活動を実施する。校舎から日本海を望む恵まれた環境の中で、学力・体力のバランスの取れた子どもの育成を目指す。

校長●赤井恭子先生

児童数●455名

学級数●14学級(うち特別支援学級1学級)

所在地●〒929-1176 石川県かほく市外日角ニ52番地

TEL●076-283-0040

FAX●076-283-4321

URL●http://www.city. kahoku.
ishikawa.jp/ sotohisumi-es/

赤井恭子

▲かほく市立外日角小学校校長

赤井恭子
Akai kyoko

小田朋一

▲かほく市立外日角小学校

小田朋一
Oda Tomokazu
情報担当・5年生担任

板井雅春

▲かほく市立外日角小学校

板井雅春
Itai Masaharu
6年生担任
VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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学びが深まるICT活用

石川県 かほく市立外日角(そとひすみ)小学校

ICTの活用でよりよい授業、校務の効率化を進める

パソコンを日常的な道具として捉え直す

 外日角小学校のパソコン教室に児童1人1台のコンピュータがそろったのは1997年。ICTを積極的に導入し始めてから、今年で10年になる。2001年度に外日角小学校で石川県の図書館教育研究大会を開いたのをきっかけとして図書館教育の推進に取り組み、図書館との連携でコンピュータを活用し始めた。
  「当時は、ワープロソフトを使って読書感想文を書いたり、面白い本を紹介するためのプレゼンテーションに使ったりと、表現活動に主眼を置いていました」と、情報担当の小田朋一先生は振り返る。現在は、その活動を継続しながら、「日常的なツール」であることを意識したICT教育を目指し、スキルの習得や調べ学習での活用に移行している。
  現在のスキル習得は次のような枠組みで進めている(図1)。
◎1・2年生―キーボードとマウスに慣れる
◎3年生―ローマ字入力
◎4年生―ウェブページの検索・閲覧
◎5・6年生―インターネットやアプリケーション(プレゼンテーション用ソフトなど)の活用

図1

  これに加え、07年度は高学年を対象に情報モラル教育を取り入れる予定だ。子どもがインターネットやメールに触れる機会が増えている現状を踏まえ、県の指導で作成した『校内情報化計画書』(図2)に指導項目の一つとして位置づけた。
  「情報モラルの指導はまだ計画段階で、正式なカリキュラムには組み込んでいませんが、社会科や道徳の時間に行う予定です。これ以外の授業でも、教師から適宜指導していくようにしたいと考えています」(小田先生)

図2


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