ベネッセのデータでみる子どもと教育 携帯電話の利用実態

【1】出典

「子どものICT利用
実態調査」

ベネッセ教育研究開発センター

・調査時期は2008年9〜11月
・調査対象は公立学校の小学4年生〜高校2年生で、有効回答数は合計10,267人(うち小学生は3,146人)。
・抽出法は市区町村の人口規模及び人口密度を考慮した有意抽出法

VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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ベネッセのデータでみる子どもと教育
Vol.1

携帯電話の利用実態

ベネッセ教育研究開発センター「子どものICT利用実態調査」ベネッセ教育研究開発センター」より

文部科学省が「学校への持ち込み原則禁止」との通知を出した携帯電話。小学生の所有率は3割程度だ。 近い将来使う日が来ることを念頭に、学校や家庭で今のうちから伝えるべきことを考えたい。 今回は、子どもが携帯電話を「どのような意識」で「どのように使っている」のか、その実態を紹介する。

 【1】所有率は3割、女子が高い

携帯電話の所有率(学年別・男女別)

小学4〜6年生の携帯電話の平均所有率()は30.6%。学年別に見ると、3学年とも3割前後で大きな差はない。男女別では女子の所有率は男子よりも高く、学年が上がるにつれて差が広がっている。例えば、6年生女子の所有率は39.3%と5人に2人が持っていることになる。
 なお、中学1年生の所有率は40.4%と、小学6年生の31.6%から10ポイント近く上がる。中学校入学を機に携帯電話を持つケースが多いことが分かる。

*「自分専用の携帯電話を持っている」と「家族と一緒に使う携帯電話を持っている」の合計


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