教育費 〜第4回〜
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スポーツ、芸術、家庭学習、教室学習など、学校の授業以外の教育活動にかける費用の平均を学年別にみると、子どもの年齢が上がるにつれて、支出額の月平均は増加し、6歳で1万円、小5生で2万円を超える。そして、高校受験を控えた中3生では月平均3万円近くと、支出額が最大となる。
分布を細かくみてみると、3歳では多くを占めていた「0円」(39.0%)、「1円〜5千円未満」(31.9%)といった支出が少ない層の比率は、年齢があがるにつれて減少する。これに対応するように、小3生くらいまでは、「1万円〜2万円未満」や「2万円〜3万円未満」などの比率が増加していく。
一方、小4生以降になると、「0円」「1円〜5千円未満」といった層の比率はあまり変わらないが、「2万円〜3万円未満」以上の層の比率は増えていく。そして、中1生では「5千円〜1万円未満」「1万円〜2万円未満」「2万円〜3万円未満」のいずれの層も2割前後になるなど、支出額はだんだんとばらついていくことがわかる。