Pick UP 教育データ 第10回 学年の違い・男女の違いが現れるお金の使い道
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Pick UP教育データ

ベネッセがこれまでに行なってきた様々な調査・研究データのなかから
編集部おすすめの情報をセレクトしてご紹介します

第10回

学年の違い・男女の違いが現れるお金の使い道

お菓子、ゲーム、CD…。現在の世の中には、子どもの欲求を刺激するあらゆるモノが、手に届くところにあります。新型ゲーム機PS3(プレイステーション3)の話題なども、現在、子どもたちの興味の対象となっています。モノがあふれ、新たな興味の対象が続々と登場する環境の中で、子どもたちはいったいどのくらいのおこづかいをもらい、どのような用途に使っているのでしょうか。

今回は、子どもたちのおこづかいの額と、お金の使い道を調べた結果をご紹介します。

 平均金額は、小学生1,115円、中学生2,559円、高校生5,379円

▼図1 家の人からもらうおこづかい(学年別、地域別)

図1
※ 大都市:東京都内 中都市:地方中規模都市  郡部:町村部
出典:第1回子ども生活実態基本調査(2005年)ベネッセ教育研究開発センター

図1は、家の人からもらうおこづかいの額を、学年別、地域別に調べたベネッセの調査結果です。基本的には、学年が上がるにつれて金額も上がり、平均の金額は小学生(小4〜小6生)1,115円、中学生2,559円、高校生5,379円となっています。小学生から中学生へ、中学生から高校生へと学校段階が変わるときに金額が大幅に上がる点が特徴です。お子様のおこづかいを決める目安になるかもしれません。

 

地域的には、学年が進むにつれて、大都市・中都市に比べて郡部のおこづかいが少なくなる傾向が認められます。特に高校生では、郡部と、大都市・中都市との差が大きくなっています。

 どの学年も高い、「本・雑誌・マンガ」「食べ物・飲み物・おかし」

学校段階別に見たお金の使い道を表しているのが図2です。

▼図2 お金の使い道(学校段階別)

図2
出典:第1回子ども生活実態基本調査(2005年)ベネッセ教育研究開発センター

全学年で高い割合を示しているのが、「本・雑誌・マンガ」(小学生51.9%、中学生69.4%、高校生66.1%)と「食べ物・飲み物・おかし」(小学生46.0%、中学生51.3%、高校生62.5%)の2項目。学年が上がるにつれて高くなっていくのは、「おしゃれに必要なもの」「コンサートやお芝居」などです。特に「おしゃれに必要なもの」は小学生6.5%、中学生23.3%、高校生46.6%と、他の項目よりも増加幅が大きくなっています。

小学生から中学生に上がるときに大きく増えるのは、「CD・DVD」「カラオケやゲームセンター」「交通費」などです。

 

一方、学校段階が上がるにつれて減少していくのが、「貯金」「学習に必要なもの」「ゲームソフト」「おもちゃ・グッズ」です。「貯金」は小学生49.9%、中学生28.4%、高校生14.6%と、学校段階が上がるにつれて約半分ずつの低下傾向を示しています。各学校段階を通して15%前後の使い道となっているのが「スポーツ用品」。スポーツは、各年齢を通して安定した人気を誇っているようです。

 女子はおしゃれや遊び、男子はゲームソフトやスポーツ用品に強い消費傾向

性別によるお金の使い道を表しているのが図3です。

 

女子のお金の使い道として多いのは、「本・雑誌・マンガ」「おしゃれに必要なもの」「学習に必要なもの」「カラオケやゲームセンター」です。例えば「おしゃれ」については、男子との差は小学生で12.3ポイント、中学生で24.5ポイント、高校生では26.7ポイントと、どの学校段階でも男子より高い数字を示しています。カラオケやゲームセンターについては、中学生で約20ポイント差、高校生で約10ポイント差。男子と比べて社交性が高い点も垣間見えます。

 

一方、女子よりも男子がお金を使っているのは、「ゲームソフト」「スポーツ用品」。小・中学生は男女共にほぼ同率の「CD・DVD」は、高校生になると約14ポイントの差をつけて男子が女子よりも多くなるのも、他の使い道とは異なる特徴でしょう。

▼図3 お金の使い道(学校段階別・性別)

図3
出典:第1回子ども生活実態基本調査(2005年)ベネッセ教育研究開発センター

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この調査では、おこづかいの金額をあらかじめ決めているかや、おこづかい帳をつけているかなど、お金の管理に対する考え方なども調査・分析しています。
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