教育フォーカス

 

【特集15】アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
 ~授業レポート~

[第2回] 自律的活動力を育てる ~東京都立戸山高校SSH及び家庭基礎の実践  [1/4]

◎ はじめに

東京都立戸山高校は、2004年度に都立高校として初めて、文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール」(以下、SSH)の指定を受けた。2期5年間の指定終了後、経過措置を経て2014年度に再び指定を受け、現在も精力的に研究開発に取り組む。生徒の思考を活性化させて主体的に学びに向かわせる指導は、SSH科目はもとより、非SSH科目(SSH科目以外の科目のこと)でも積極的に展開されている。

参加者: 東京都立戸山高校
田中 義靖先生  SSH部主任/理科主任/化学
荒井 きよみ先生 主任教諭/家庭科
 
分析・聴き手: ベネッセ教育総合研究所 カリキュラム研究開発室 主任研究員 住谷 徹

1.課題研究の概要

SSⅠ
 ・大学などとの連携による課題発見能力の育成
 ・英語の検定試験を活用した英語でのプレゼンテーション能力の育成

SSⅡ
 ・大学などとの連携による、課題研究
 ・海外の研究者との交流による国際的に通用する課題研究の実践

SSⅢ
 ・充実した講座による論文作成の講座を受講
 ・英語での発表による、多様な価値観との出合いと国際感覚の醸成

課題研究ではどのような指導を通して、上記の資質・能力を育てていくのか。
1年生12月に実施された「SSⅠ(化学)」の授業についてレポートする。

 

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