教育フォーカス

 

【特集26】主体的な学びを促す問いづくり

主体的な学びを促す「問い」づくりワークブック2022

「生徒の主体的な学びを促すために、授業の中で生徒にどう問いかけをすればよいのか」
 「単発の問いにとどまらず、授業ストーリーの中で問いをどう構造化していけばよいのか」
 全国の学校(主に中学校、高等学校)の先生方で組織した「主体的な学び研究会」では、このような課題意識をもって「ICE」モデルの考え方を軸にこれまで取り組んでまいりました。
 2021年度は、「問いの質を高めるにはどのようにするか」という課題意識のもと、ICEにおける「C」の問いに着目して2022年2月に十数名の先生方とワークショップを行いました。本書では、そのワークショップを通して得られた「問い」の変容と、問いづくりのプロセスで生まれた気づきや疑問を、現場の先生方のリアルな実感を中心に掲載しています。よりよい問いづくりをお考えの先生方がアレンジ可能な、端的にいえば「使っていただける」ものにしたいと考えているからです。
 本書は問いづくりの教科書ではなく、先生方と問いづくりを共に考えるためのツールです。そのため、ワークショップに参加した先生方の問いの変容がわかるワークシートを掲載しております。
 先生方ご自身の課題や疑問と照らしあわせて、ご自身であったらどのようにするかという視点でご活用いただくとともに、多くの子どもたちに還元できればと考えています。

P2 はじめにーこのワークブックが目指すもの

※コラム「ICE」とは何か

P3 「C」の問いbefore-after

―ワークショップを通した問いの変容

  「C」の問いがなぜ大切か

―ワークショップに参加した先生の実感から

P4 問づくりと問いの構造化

P6 「問いづくり」のヒント

P9 「問いづくり」の実践

―教師12人のワークショップでの気づき、問いの変容の記録

実践1 中学国語 伊藤豊

実践2 高校国語 大菊 賢

実践3 高校国語 橘 恭子

実践4 高校地理歴史 大塚志門

実践5 高校地理歴史 坂田匡史

実践6 高校家庭 田尻美千子

実践7 聖書   塩川祐司

実践8 高校数学 井上沙緒里

実践9 高校数学 渡邉強矢

実践10 中学理科 佐藤充恵

実践11 高校理科 杉田俊也

実践12 高校理科 松本圭史

P34 「問いづくり」に取り組んでみよう

※書き込み式 問いづくりワークシート/問いづくり研修 振り返りシート

P38 座談会 「生徒が主体的に考えるための問い」の工夫とは?

P39 NEXT STEP 「C」の問いをどう深めるか?

ワークブック制作協力(50音順) ※所属は2022年3月時点

伊藤 豊(国語) 東京都 私立 聖学院中学校高等学校
井上沙緒里(数学) 愛媛県 私立 聖カタリナ学園高等学校
大菊 賢(国語) 高知県教育センター
大塚志門(地理歴史) 岐阜県立飛騨高山高等学校
坂田匡史(地理歴史) 東京都立小山台高等学校
佐藤充恵(理科) 東京都 私立 聖学院中学校高等学校
塩川祐司(聖書) 東京都 私立 聖学院中学校高等学校
杉田俊也(理科) 群馬県立前橋高等学校
田尻美千子(家庭) 熊本県立第二高等高等学校
橘 恭子(国語)  和歌山県立新宮高等学校
柞磨昭孝(理科) 元広島県立祇園北高等学校 校長(主体的な学び研究会 座長)
松本圭史(理科) 熊本県立球磨工業高等学校
渡邉強矢(数学) 岐阜県立加茂農林高等学校

「主体的な学び研究会」事務局 ベネッセ教育総合研究所

 

Topへ戻る


 【特集26】 一覧へ