「生徒の主体的な学びを促すために、授業の中で生徒にどう問いかけをすればよいのか」
「単発の問いにとどまらず、授業ストーリーの中で問いをどう構造化していけばよいのか」
全国の学校(主に中学校、高等学校)の先生方で組織した「主体的な学び研究会」では、このような課題意識をもって「ICE」モデルの考え方を軸にこれまで取り組んでまいりました。
2021年度は、「問いの質を高めるにはどのようにするか」という課題意識のもと、ICEにおける「C」の問いに着目して2022年2月に十数名の先生方とワークショップを行いました。本書では、そのワークショップを通して得られた「問い」の変容と、問いづくりのプロセスで生まれた気づきや疑問を、現場の先生方のリアルな実感を中心に掲載しています。よりよい問いづくりをお考えの先生方がアレンジ可能な、端的にいえば「使っていただける」ものにしたいと考えているからです。
本書は問いづくりの教科書ではなく、先生方と問いづくりを共に考えるためのツールです。そのため、ワークショップに参加した先生方の問いの変容がわかるワークシートを掲載しております。
先生方ご自身の課題や疑問と照らしあわせて、ご自身であったらどのようにするかという視点でご活用いただくとともに、多くの子どもたちに還元できればと考えています。
※コラム「ICE」とは何か
―ワークショップを通した問いの変容
―ワークショップに参加した先生の実感から
―教師12人のワークショップでの気づき、問いの変容の記録
実践1 中学国語 伊藤豊
実践2 高校国語 大菊 賢
実践3 高校国語 橘 恭子
実践4 高校地理歴史 大塚志門
実践5 高校地理歴史 坂田匡史
実践6 高校家庭 田尻美千子
実践7 聖書 塩川祐司
実践8 高校数学 井上沙緒里
実践9 高校数学 渡邉強矢
実践10 中学理科 佐藤充恵
実践11 高校理科 杉田俊也
実践12 高校理科 松本圭史
※書き込み式 問いづくりワークシート/問いづくり研修 振り返りシート
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