教育フォーカス

【特集33】大学教職員向けウェビナー「大学生の主体的な学びを促す授業・環境のデザイン」開催リポート

2022年10月22日、「大学生の主体的な学びを促す授業・環境のデザイン」をテーマとして大学教職員向けウェビナーが開催されました。ベネッセ教育総合研究所が、2008年から4~5年ごとに実施している「大学生の学習・生活実態調査」の第4回調査の結果をもとにした問題提起と、現役大学生・高校教員・大学教職員による活動報告及びパネルディスカッションが行われました。本記事では、パネルディスカッションに参加した6名の活動及び課題意識の報告と、ディスカッションの内容をリポートします。

ウェビナー概要

  • ■ウェビナータイトル
    「大学生の主体的な学びを促す授業・環境のデザイン」
  • ■趣旨 「大学生の主体性は低下しているのか?」
    ベネッセ教育総合研究所が、2008年から数年ごとに実施している全国の大学生を対象とした「大学生の学習・生活実態調査」の結果などを材料にして、現役大学生、高校教員、大学教職員がこの問いを軸に高大接続や大学での授業、学習環境のあり方などを議論。
  • ■主催  (株)ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所
  • ■共催  (株)ベネッセi-キャリア、(株)進研アド
  • ■日時  2022年10月22日(土)16時~18時
  • ■形態  ウェビナー(ZOOM)での開催
  • ■参加者 全国の大学教職員など、約200名​

当日プログラム

16:05~16:30 基調報告
「コロナ禍の大学生調査等から考える、大学生の学びと育ち」
ベネッセ教育総合研究所 木村治生主席研究員

同調査の報告書は下記でご覧ください。
https://berd.benesse.jp/koutou/research/detail1.php?id=5772

16:35~17:55 パネルディスカッション
「大学生の主体的な学びを促す授業・環境のデザイン」

  • 登壇者
  • ファシリテーター 関西大学 教育推進部教授 山田剛史
  • 大学生 慶應義塾大学 環境情報学部1年 平田正英
    岡山大学 教育学部学校教育教員養成課程小学校教育コース4年 浅野ひかる
  • 高校  長崎県立諫早高等学校・附属中学校 指導教諭 後田康蔵
    山梨県立笛吹高等学校 校長 廣瀬志保
  • 大学  桜美林大学 入学部 高大連携コーディネーター 今村亮
    武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長 伊藤羊一

パネルディスカッション第一部「私の実践と課題意識」

報告1 授業の内容や構成の工夫で、学生の興味・関心を喚起する授業を​​
​慶應義塾大学 環境情報学部1年 平田正英

報告2 大学には、「人とつながれる場」をつくってほしい​
​岡山大学 教育学部学校教育教員養成課程小学校教育コース4年 浅野ひかる

報告3 生徒自身が責任を持ち、外部人材との対話の場をつくる
長崎県立諫早高等学校・附属中学校 指導教諭 後田康蔵

報告4 生徒を主体的にする探究活動の実践
山梨県立笛吹高等学校 校長 廣瀬志保

報告5 大学は、高校の探究活動をどう評価しているのか
​桜美林大学 入学部 高大連携コーディネーター 今村亮

​報告6 実践の繰り返しが、成長を促す​
​武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長 伊藤羊一

パネルディスカッション第二部

大学人自身がどう主体的に取り組むかを共有したい

仲間が増えていく楽しさが、主体性を引き出す​

子どもたちが一歩を踏み出す仕掛けが必要

社会での活動は、すべてアクティブ・ラーニング

​「やる気」は実際にやってみて、初めて湧くもの

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