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英語can-do/英語教育意識調査から見た英語教育の現状と今後の課題

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英語can-do/英語教育意識調査から見た英語教育の現状と今後の課題

「CAN-DOアンケート調査」とは


「CAN-DOアンケート調査」は、英語テストの結果スコアが「何を意味しているのか」を定義付けるための調査。
通常、ある英語テストで○○点を得点したという結果だけでは、その得点がどんな英語力を意味しているのかは分からない。そこで、英語テストの結果(スコア、グレード)が意味するものを説明するため、テスト実施と合わせて、「英語を使って何をどの程度できるのか(CAN-DO)」に関する調査を行ったものが「CAN-DO調査」だ。
なお今回GTEC for STUDENTSと合わせて実施した「CAN-DO調査」では、次の3つの活動に関し、自らの英語による言語活動の内容及びその態度を、自己評価形式で尋ねた。
(1)「学校・教室内で英語を使う場面や活動」に関する質問…22問
(2)「学校外の日常生活で英語を使う場面や活動」に関する質問…18問
(3)「日本国外(英語圏)で英語を使う場面や活動」に関する質問…11問


CAN-DO調査結果のポイント(日韓比較分析より要点のみ)

(1)「授業時間外で、英語のネイティブ・スピーカーの先生との英語で自由な会話」ができるかについては、グレード6以上になって初めて日本、韓国共「できる自信が持てる」という結果が出た。
(2)GTEC for STUDENTS結果のグレードで定義されている英語力以上に、韓国の高校生は英語が「できる」と回答。韓国の高校生は日本の高校生に比べ英語運用能力に自信を持っていると言える。
(3)「ホテルでの英語のやり取り(例えば、英語で自分の行きたい場所や知りたい情報を尋ねる)」「英語での電話体験」「英語での電子メールや手紙を受け取る」「英語で書かれたレシピ(料理の作り方)を読む」といった項目では、これらを経験したことのある高校生は日本に比べ韓国が圧倒的に多い結果が出た。この結果について、ソウル大学の権五良教授は、韓国では教科書に含まれている宿題に、実生活での英語体験を課す内容が多く含まれているからではないかと指摘している。

報告書「英語can-do/英語教育意識調査から見た英語教育の現状と今後の課題」(PDFPDFファイル)

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