カリキュラム研究開発室

研究室トピックス

「批判的思考力の育成」を意図した高校の授業をテーマに事例研究をスタートしました

2016年10月12日 掲載
ベネッセ教育研究所 カリキュラム研究開発室 主任研究員 住谷 徹

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アクティブ・ラーニング 求められる資質・能力と学び アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究

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2016年9月9日(金)と30日(金)に、玉川学園高等部の後藤芳文先生、東京女子体育大学 教授 田中洋一先生、東京学芸大学 准教授 北澤武先生にご参加いただき、批判的思考力の育成をテーマに「アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究」の事例研究を行いました。

後藤先生から、ベネッセ教育総合研究所アセスメント研究開発室にて研究開発している批判的思考力のアセスメントでスコアの向上が見られた「理系現代文」の取り組みについてご紹介いただき、その指導と評価のポイントについてディスカッションを行いました。

 

玉川学園高等部では批判的思考力や創造力の向上を目指し、理系の生徒対象に学校独自の「理系現代文」という科目を実践しています。授業はオリジナルテキストを活用し、前期は文章読解、後期は探究活動を中心にすすめています。


理系現代文の年間目標(理系現代文のテキストより)

ディスカッションでは、素材文を選ぶ視点や発問、評価方法など、生徒の批判的思考力や創造力を高める具体的な指導上の工夫について議論が行われました。

事例研究会で議論した内容は、10月中に研究レポートとして公開する予定です。

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