乳幼児・子育て研究

乳幼児・子育て研究について

設立背景

乳幼児・子育て研究は、結婚・妊娠・出産を起点とする家族の始まりから子どもの就学前まで、学校教育以前の子どもたちにとって人間形成の重要な期間を担当します。妊娠期から社会人まで、幅広い事業領域を持つベネッセの入り口を担う研究室です。

目的使命

少子高齢化、核家族化、女性の社会進出、経済のグローバル化、情報化などの社会変化の中、乳幼児期の家族は様々な課題に直面しています。この研究室の第一の使命は、子どもと家族の視点に立ち、調査研究で得たエビデンスを積み重ねながら、乳幼児期の家族にとってよりよい育ちにつながる知見を生み出し、発信していくことです。
また、幼児期の学びを重視する世界的潮流を取り入れ、「学びに向かう力」の研究を始めとした海外・国内の保育・幼児教育のあり方を検討し、子どもたちが生涯学習の良き第一歩を踏み出すことができるようにすることをもう一つの重要な使命と考えています。

研究領域と研究テーマ

乳幼児・子育て研究は、妊娠・出産、子育て、保育・幼児教育を対象領域とし、様々な分野から多面的に子どもをとらえる学際的な調査研究を行っています。2017年より始まった0歳から17歳までの長期パネル調査では、子ども(乳幼児)の発達プロセスと親役割の形成プロセスを明らかにしていきます。また、海外にも調査研究のネットワークを広げ、「学びに向かう力(非認知的スキル)」等の国際調査に取り組んでいます。調査研究の成果は広く社会に還元し、様々な分野でご活用いただくことで、次世代の育成に貢献します。

研究テーマ

○妊娠・出産

  • 妊娠出産子育て基本調査(妊娠期から子どもが2歳までの保護者の意識と子育ての実態)
  • 未妊調査(子どもを持つことについての意識・実態)
  • 産前産後の生活とサポートについての調査(出産前後の母親のサポート実態と意識、サポートと愛着形成の関連)

○子育て、子どもの育ち

  • 乳幼児の生活と育ち研究プロジェクト(長期パネル調査/東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センターとの共同プロジェクト)
  • 幼児期から小学生の家庭教育調査・縦断調査(「学びに向かう力」についての調査)
  • 社会情動的スキルの研究(OECD共同研究)
  • 乳幼児のメディア視聴に関する調査研究
  • 幼児の生活アンケート、子育て生活基本調査(乳幼児の生活実態と保護者の子育て観)
  • 乳幼児の父親についての調査(父親の子育ての意識や実態)

○幼児教育・保育

  • 幼児教育・保育についての基本調査(幼稚園、保育所、認定こども園の園長への調査)
  • これからの幼児教育(冊子)

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