『 当時のお子さんとおうちのかたの気持ち 』 |
テレビに出てくる人やものに触りたいようで、テレビに顔や手をくっつけてみていました。目が悪くなるのではないか、と心配していました。 |
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『 こんなやり方を取り入れたら効果がありました 』 |
いすやテーブルを用意して、「ここから見ようね」と注意したこともあるのですが、うちの子の場合、いすにじっと座っていることが難しかったです。また、私が怒った声で「離れて見なさい」といっても、子どもは泣いたり、怒ったりして先に進まないので、優しく「テレビは離れてみようね」と声かけをしました。後ろに下がるまで「もう少し、もう少し、そうそうそこで見ようね」と近づくたびに声をかけ、できたらほめてあげると、子どもは素直に聞き入れてくれました。もちろん1回言っただけでずっと離れて見ていられるわけではないので、気がついたら声をかけるようにしました。 |
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『 今の子どもはこんな様子です 』 |
今もテレビに近寄ってしまうことはありますが、顔や手をくっつけることはなくなりました。最近は、テレビの近くにカラフルなプレイマットを置いて「赤まで下がろうね」など、色を指定して教えるようにすると、子どもも楽しみながらこちらの言うことを理解してくれます。 |
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『 同じ悩みをもつおうちのかたにエールを 』 |
子どもによって効果的な方法が違うので、いろいろ試してみるのがいいと思います。他の人がいいと言うものをやってみて効果がなかったからダメなんだとあきらめずに、根気よくあれこれ作戦を立てて挑戦してみるといいと思います。また、ビデオをくり返し見たがる子どもに対して、我が家では「3回までね」と約束したら、子どもが「もう1回」とねだって泣いても暴れても、見せることはしませんでした。泣かれると親も面倒くさいからつい見せてしまいがちですが、子どもが泣いている時間は、後から振り返れば意外と短いもの。ちょっと親が我慢すれば、子は他に興味が変わって泣きやむように思います。根気よくがんばっていきましょう。 |