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小さな子どもとメディア
親と子のメディア研究会
考えるヒントがいっぱい!Q&A コーナートップへ

Q1

テレビや、タブレットなどのデジタルメディアを見るとき、眼のために気をつけることは?

Q2

1日にどれくらいの時間、見せていいですか?

Q3

デジタルメディア(タブレット・スマートフォンなど)を使うときに気をつけることは?

Q4

子どもにどんな番組やアプリを選んだらよいでしょうか?

Q5

乱暴なことばを使ったり、良くない行動をまねしたりするのが気になります。

Q6

予期しない刺激の強い場面(災害や犯罪報道など)が出てきたときはどうしたらよいでしょうか?

Q7

番組や動画、アプリに夢中で、なかなかやめません。

Q8

どのようにメディア視聴のルールをつくったらよいですか?

Q1

テレビや、タブレットなどのデジタルメディアを見るとき、眼のために気をつけることは?

A1

明るい場所で、テレビは約2m、タブレット等のデジタルメディアは30cm以上、離れて見ましょう。時間は短く(1回に最長でも30分程度以内)。見た後は、眼を休めましょう。
眼の働きで大切なのは、両眼の視線を合わせて、遠近にピントを合わせて、物を鮮明に立体的に見ることです。眼を広く遠くまで動かすこと(眼球運動)や、眼を使って手や体を動かすこと(眼と手や体の協調運動)も大切です。子どもの眼の働きは小学校低学年くらいまでに形成されます。
 
幼児の眼は発達の途中にあるため、不適切な見かたをすると、眼の働きが十分に育たなかったり、斜視、屈折異常(近視や乱視)をまねいたりする可能性があります。また、画面を長時間見続けた場合、まばたきが少なくなり眼が充血し、乾燥によるドライアイが起きやすくなるといわれています。しかし、子どもは眼の疲れを自覚しにくく、たとえ自覚しても、自分からうまく伝えられません。ですからおうちの方は、お子さまの視聴のしかたに常に気をつけてあげましょう。

よりよい視聴のしかた:
 ■ 明るい場所で見ましょう。
 ■ 画面の反射を防ぎましょう。
 ■ テレビを見るときは、画面から約2m、離れましょう。
 ■ タブレット・スマートフォンなどのデジタルメディアは、
   固定して、30cm以上、離れて見ましょう。
 ■ 画面の反射を防ぎましょう。
 ■ 続けての視聴は30分程度までにしましょう。
   2歳までのお子さまはなるべく短時間の視聴に留めましょう。
 ■ 視聴後は、眼を休めましょう。
 ■ 車内などの揺れる場所では見ないようにしましょう。
 ■ デジタルメディアを見る時に、画面からの距離が近かったり、
   寝転がって見たりすると、片方の目だけで見てしまうことがあります。
   見るときの姿勢に気を付けましょう。
 ■ タブレット・スマートフォンなどのデジタルメディアには、
   さまざまなサイズがあります。小さな子どもが視聴するときは、
   なるべく大きな画面で見られるように配慮し、
   小型の機器はできるだけ避けましょう。

協力:国立成育医療研究センター 仁科幸子先生

イラスト

絵:アサヌマリカ

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