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番組や動画、アプリは、楽しさやおもしろさを追求して開発されています。そのため、子どもの視聴時間や、視聴内容のコントロールが難しいのです。いったん見せ始めてしまってから、子どもに時間や内容を制限したり守らせようとしても、なかなかうまくいきません。
まずは、見せたり使わせたりする前に、親子で番組や動画、アプリの視聴ルールを決めましょう。そのとき、子どもに「見る(使う)時間」と「その後消す理由」を説明することが大切です。
2〜3歳になり、おうちの方の話が理解できるようになってきたら、根気よく説明を続けましょう。3歳頃までは、時間の概念がまだ十分に形成されていませんので、タイマーなどを使って、時間を知らせてあげるとよいでしょう。4歳頃になれば、「なぜ見る時間や見る内容に制限があるのか」が理解できるようになります。
視聴をやめるとき、子どもが大泣きをする場合は、無理に泣きやませようとはせずに、関心を他に向ける活動を取り入れてみましょう。子どもが気持ちを切り替えられるように、「ごっこ遊び」など、代わりの遊びや活動(おやつや外遊び等)を用意しましょう。また、視聴していた番組やアプリに関する遊びや創作活動につなげてあげれば、「メディアを見て学んだことがらを遊びで思い出しながら、絵やことばや動作で再現する遊び」が面白くなるでしょう。
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