報告書を一括ダウンロードする。
調査の目的
専門学校は、高卒者の2割(過年度含む)の進学先でありながら、その教育の「中身」について十分に明らかにされないまま、「職業に直結する資格やスキル習得の場」といったイメージで語られてきました。そこで本調査では、専門学校生がどのように学び、生活しているのか、その意識や行動の実態を現役生の視点から把握することを試みました。
調査概要
■調査テーマ
専門学校の在学生の学習と生活に関する意識と行動の実態把握
■調査方法
学校通しの質問紙による自記式調査
■調査対象、サンプルサイズ
一般社団法人全国専門学校教育研究会に加盟する専門学校48校に所属する1年生~4年生9,484名。
■サンプル抽出の方法
専門学校の「地域タイプ」を考慮した有意抽出法
※調査対象者が生活する地域の特徴によって回答に偏りが生じないようにするため、あらかじめ各都道府県の専門学校進学率と県内GDP(各都道府県内にどれくらい仕事があるかの代理指標)を考慮し、地域区分を設定、調査地域が偏らないようにサンプリングを行った。
※専門分野については、文部科学省H28「学校基本調査」の専門8分野の生徒比率に一致するようウエイト(重み)の設定を行った。
■調査時期
2017年1月~3月上旬
■調査項目
高校での学習状況/進路選択の際に重視した点(入学理由)/入試方法/志望度/行動主体性/教職員とのつながり/専門学校での学習状況/設備、制度の利用状況/学生生活で力を入れたこと/普段の生活時間/入学後の悩み/教育機会/学習成果/学びの充実度/成長実感 など
資料編
【座談会】
職業人として獲得した知識や経験をどう学生に伝えるか
― 京都大学准教授 塩瀬 隆之
― 専門学校YICグループ理事 岡村 慎一
― 専門学校YICグループ非常勤講師 齊藤 寛和
― 専門学校YICグループ非常勤講師 井本 照美