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特集
臨時休業中の苦心と工夫を糧に
「学びを止めない」学校づくり
【はじめに】
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、2020年3月2日から、全国の小・中学校は一斉臨時休業を余儀なくされた。地域による違いはあったものの、臨時休業を経て通常登校に戻るまでに最長で4か月ほどを要した。休業期間中、子どもの学びを保障するために、学校や教育委員会は、何を考え、どのように動いたのか。そして、子どもや保護者は、どのような思いで学校のない日々と向き合っていたのか。振り返りから見える課題と展望を、今後起こりうる事態に備えて、改めて考えたい。
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【課題提起】
コロナ禍で見えてきた学校と教育行政の課題今後の事態に備えるため、臨時休業中の取り組みの検証を
~教育研究家 学校・行政向けアドバイザー 妹尾昌俊 -
【校長インタビュー】
臨時休業決定後、校長はどう動いたか臨機応変に対応できて変化を恐れない、しなやかで力強い学校をつくる
~茨城県 古河市立総和南中学校 校長 森田泰司 -
カリマネの視点での学校づくりが臨時休業時の子どもの学びを支えた
~大分県 豊後高田市立真玉小学校 校長 瀬口卓士
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目標の共有と対話による合意形成で、自律した教員集団を目指す
~神奈川県 私立横浜創英中学校・高校 校長 工藤勇一
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【調査報告】
「幼児・小学生の生活に対する新型コロナウイルス感染症の影響調査」結果より臨時休業中の親子の実態と保護者の意識
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【事例1】
臨時休業中の学校づくり工夫を凝らした授業動画と学習計画表で、子どもの自律的な学びを支える
~埼玉県 戸田市立戸田第二小学校 -
【事例2】
臨時休業中の学習支援教員の意欲喚起と環境整備に力を入れ、オンライン学習支援を全校で実施
~埼玉県久喜市教育員会
/久喜市立砂原小学校 -
【事例3】
臨時休業中の経験を生かした授業改善学習支援ソフトを活用し、授業も家庭学習も対話のある学びを実現
~神奈川県清川村教育委員会
/清川村立緑小学校
連載
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教育長が語る Leader's VIEW
第9回 社会情動的スキルにも着目し、
客観的データに基づく個別支援を強化
~東京都 福生市教育委員会 教育長 川越孝洋 -
教育施策で導く わがまちの未来
第5回 大阪府箕面市
~大阪府箕面市 市長 倉田哲郎 -
リレーメッセージ 令和時代の教育を語ろう Special
学びのコミュニティーの世界を広げよう
~東京学芸大学 ICTセンター 教授 森本康彦 -
子どもも教員も多様性のあるコミュニティーに
~東京都 世田谷区立桜丘中学校 前校長 西郷孝彦 -
非言語のコミュニケーションスキルを磨こう
~日本教育カウンセラー協会 理事 藤川章 -
今こそ、創造的な学び手の育成を
~会津大学 文化研究センター長 教授 苅間澤勇人
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