報告書の概要
概要東京大学教育学部との共同研究。同大学が都立普通科高校2年生を対象に実施した調査の2次分析を行った。 同大学の学生、大学院生、スタッフとベネッセ教育研究開発センターのスタッフの論文を収録。 多様な角度から都立高校生の実態を明らかにするとともに、教育実践や都立高校改革の影響について検討する。 調査対象東京都立の普通科高校2年生1,548名 調査方法学校通しの質問紙による自記式調査 調査時期2007年10月~12月 調査項目学校生活(授業、特別活動など)について/通っている高校について/小・中学生時の経験/高校選択について/学校外での生活について/友人関係について/自己意識、社会意識/進路や将来について/家庭について など サンプリング学習研究社の『都立に入る!<2008年入試用>』を参照し、都立高校を「大学進学率」(3分類)、旧学区(3分類)のバランスを考慮しながら選定した。 本調査について(実施枠組みなど) |
調査報告書の目次・詳細
本報告書の特徴東京大学大学院教授 本田由紀 |
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分析にあたって |
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調査結果の概要 |
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第Ⅰ部 都立高校・改革の影響第1章 都立高校「垂直的多様化」の帰結東京大学大学院教授 本田由紀 |
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第2章 異質な他者への寛容性の形成─国際理解教育の有効性を問う─ 東京大学教育学部 田代佳子 |
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第3章 高校生の意欲と将来の志向性─活動参加プロセスに着目して─ 東京大学教育学部 森 杏菜 |
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第4章 自己実現教育の負の効果─理想と現実のギャップに苦しむ高校生像─ 東京大学教育学部 白井みなみ |
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第5章 キャリア教育は職業的社会化機能を果たしているのか─現行キャリア教育政策の批判的検討─ 東京大学教育学部 山岡直登 |
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第Ⅱ部 学習に対する意識と進路決定第1章 だれが授業が「わかる」のか首都大学東京准教授 西島 央 |
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第2章 将来やりたい仕事の決定を先送りすることの規定要因と帰結
─四年制大学進学予定者に着目して─ 東京大学大学院特任助教 小山 治 |
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第3章 専門学校への進学希望にみる
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第4章 努力と学習意欲の規定要因再考─学校現場での実践的利用可能性を志向して─ 東京大学大学院教育学研究科博士課程 森 一平 |
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第5章 小学校における新学力型の授業は効果があるのか
─高校生の問題解決的態度に注目して─ 東京大学教育学部 早野綾子 |
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第Ⅲ部 学校外の活動と社会観第1章 現代都立高校生の将来観と社会観
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第2章 性別役割分業に対する意識変化の要因を探る.─都立高校生調査を手がかりにして─ ベネッセ教育研究開発センター教育調査室長 木村治生 |
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第3章 アルバイトが進路志望に与える影響
─性別の違いに着目して─ ベネッセ教育研究開発センター研究員 宮本幸子 |
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第4章 高校生の学校内/学校外の経験が「意欲」に与える影響東京大学教育学部 小川和孝 |
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資料編 調査票見本(生徒調査票) |
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調査票見本(学校調査票) |
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基礎集計表(生徒調査) |
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「社会調査実習報告書」に関して |
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