初等中等教育研究室

調査・研究データ

高校生の学力変化と学習行動 [2001年]

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報告書の概要

概要

学生・生徒・児童について、いわゆる「学力の低下」を指摘する意見は多数ありますが、過去との比較検証が可能な具体的なデータは少ないのが現実です。新しい教育課程が導入される2003年を目前に、前教育課程から現行課程への変わり目である1995・1996年度と現在の高校生の学力との間に、どのような変化が生じているのかを確認するため、2001年度の高校3年生に、1995年度(一部96年度)の高校3年生と同一の試験問題を解かせ、その正解率の比較を行いました。 
さらに、学力調査と同時に「日頃の学習への取り組み方」や、「進路についての考え方」、「自分自身についての理解の仕方(自己概念)」に関するアンケート調査(以下、「自己概念に関する調査」)を生徒に回答してもらい、生徒達が「学び」に向かう(学習行動が成立する)ために必要な要件の考察や、生徒の学力向上に寄与する学習や指導についての考察を行いました。

調査時期

2001年6月~7月

調査対象

全国15の共同研究校(高等学校;北は岩手県から南は鹿児島県)の高校3年生

調査報告書の目次・詳細

第1章 調査概要と分析の視点

調査概要
分析の視点

第2章 学力検査結果 過年度比較

分析結果概略
国語
地理歴史
数学
理科
英語
考察

第3章 各教科における学力の壁を乗り越えるための学習と指導

国語 偏差値50,60の壁を乗り越えるための学習と指導
数学 偏差値50,60の壁を乗り越えるための学習と指導
数学 知のネットワーク化 ~偏差値60の壁を越えるために~
英語 偏差値50,60の壁を乗り越えるための学習と指導

第4章 高校生の学習意識と学習行動

学習行動成立の要件とその変化
「学び」の目標と価値を考えさせる
進学動機と学習向上要件
学びたいのに学べない
「学力低下論」との関連
学習態度と自宅学習

第5章 総合カリキュラムの構想

進路意識の発達と学習の動機づけ
「目標追求型」の学習と「課題解決型」の学習
総合カリキュラムの構想

高校生の学力変化と学習行動よりデータ解説

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