初等中等教育研究室

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【調査レポートのご紹介】
第2回 放課後の生活時間調査
 -子どもたちの24時間- ダイジェスト版 [2013]

2015年09月01日 掲載
初等中等教育研究室 研究員 木村聡

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子どもたちの1日の生活は、5年間でどのように変わったのだろうか

ベネッセ教育総合研究所 初等中等教育研究室では2013年11月に、日本全国の小学5年生から高校3年生までを対象にした生活時間調査を実施しました。この調査は第1回を2008年に行っており、子どもたちの時間の使い方や意識について5年間の変化をとらえることができます。

この調査では、様々な生活行動の1日あたりの平均時間、1週あたりの活動回数(日数)と活動時間、1年あたりの活動回数などを回答してもらう「アンケート調査」と、子どもたちの平日24時間の生活を15分単位で回答してもらう「24時間調査」の2種類で子どもたちの生活時間を把握しています。

このうち、「アンケート調査」については結果を「速報版」としてまとめて報告・公開しています。
そしてこの度、「24時間調査」についてもその結果を「ダイジェスト版」としてまとめ、報告・公開しました。

 第2回 放課後の生活時間調査 -子どもたちの24時間- ダイジェスト版

「ダイジェスト版」では、24時間調査のなかから、

■どんな行動にどのくらいの時間を配分している?
■学校段階ごと、学年ごとにみた放課後の時間の変化は?
■いつどのくらいの時間を遊びや部活動、勉強、メディアの時間に使っている?

など、子どもたちの平日の時間配分の実態に関する特徴的なデータを取り上げてご紹介しています。


小学生の1日の生活を視覚化すると・・・

「ダイジェスト版」では、子どもたちの24時間のすごし方を積み上げ面グラフで視覚的に表現しています。例えば、小学生(5・6年生)の24時間のすごし方は、下のグラフのように表現されます。

24時間のすごし方(小学生 時刻別行為者率)
 ※グラフは時刻別行為者率を積み上げて示したもの。

学校がある平日、小学生は朝6時~7時に起床し、7時台に朝食や登校準備をし、8時台には登校。午後3時~4時には下校し、夕方に遊びや勉強、習い事の時間をすごして、午後7時台には食事をしたり、入浴したりしているようです。その後は勉強したり、テレビを見たり、携帯メディアを触ったり、本やマンガを読んだりして自分の時間をすごし、午後10時前後には就寝しています。グラフからはそんな小学生の日常生活を送る姿がイメージできます。

小学生と同じように、中学生や高校生の1日の生活を視覚化したグラフも、「ダイジェスト版」には掲載しています。
その他にも、睡眠・学校・部活動・勉強・メディア接触といった行動別の1日あたり平均時間を、学校段階別や学年別に比較したり、5年間の変化をみたりすることができるデータなどを公開しています。ぜひご覧ください。

第2回 放課後の生活時間調査 -子どもたちの24時間- ダイジェスト版

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