教育フォーカス

【特集22】新しい時代のチーム育児を考える~乳幼児の生活と発達に関する縦断研究より~

東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)とベネッセ教育総合研究所は、よりよい子育てのあり方やその支援方法を検討すべく、共同で「乳幼児の生活と育ち」研究プロジェクトを推進しています。具体的には、子どもの生活・発達や保護者の子育てを複数年にわたって調査し、それらがどのように変化するのかということや子どもが育つ環境と発達の関連性について明らかにしようとしています。同プロジェクトの第1回・第2回の調査結果に基づき、Cedepが主催して研究者が発表を行うシンポジウム「新しい時代の"チーム育児"を考える」が、2019年11月3日(日)に実施されました。その様子を2回にわたってご紹介します。​
※チーム育児という用語は、『育児は仕事の役に立つ』(浜屋祐子・中原淳 光文社新書)を参考にさせていただきました。

 第1回

【企画趣旨】

変化の激しい現代社会だからこそ求められる、日本独自の長期縦断調査

野澤祥子(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター准教授)

【話題提供】

1:夫婦の協働と子どもの発達

大久保圭介(東京大学大学院教育学研究科博士課程、Cedep研究員)

2:母親・父親の子育てと働く環境

真田美恵子(ベネッセ教育総合研究所 学び・生活研究室 主任研究員)

3:母親と父親がつくる子育てコミュニティ

李 知苑(ベネッセ教育総合研究所 学び・生活研究室 研究員)


 第2回 

【指定討論】

1:大きな社会変化が進んでいる今こそ、子育てへの根本的な問いを

小崎恭弘(大阪教育大学准教授)

2:人類の子育てにおける「チーム育児」の必要性

遠藤利彦(東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター
 センター長)

【まとめ】

互恵的な関係の中で子育てをすることの意義

秋田喜代美(東京大学大学院教育学研究科教授、研究科長)

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