ベネッセ教育総合研究所
関  靖直氏にきく
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ネットワークを活用した教育コンテンツ配信を試験的に実施
――「e-Japan重点計画2004」で新たに設けられた四つの施策のうち、「授業等におけるネットワーク型教育用コンテンツ活用の推進」について教えてください。
森本 04年度から新しく始まったのが、「ネットワーク配信コンテンツ活用推進事業」です。これは、民間企業の持っているコンテンツを配信センターへ登録してもらい、そこから地域のネットワークセンター経由でコンテンツを購入、学校が接続して使えるようにする中核拠点づくりのシステムです。体制が整備されている自治体を中心に実施を始めました。
 このシステムを利用すれば、学校は企業から各種教育コンテンツを随時購入し、各教科の授業で活用することが可能になります。
 そのほかの取り組みとして、国立教育政策研究所の教育ポータルサイト「NICER(教育情報ナショナルセンター)」に、教育用コンテンツに関するリンク集を約10万件蓄積しています。また、現場からは、「実践ですぐ使える事例がほしい」という声が数多く寄せられていますので、学校の先生などとも協力して授業実践事例を収集し、「“IT授業”実践ナビ」として公開しています。そのほか、「インターネット活用教育実践コンクール」で先進的な事例を表彰したり、生涯学習フェスティバル「まなびピア」の「e-スクール2003」で発表された優れた事例を紹介するなどしています(注2)。すべてホームページで公開していますので、どなたでも自由にご活用いただけます。

注2 NICER(教育情報ナショナルセンター)=http://www.nicer.go.jp/
「“IT授業”実践ナビ」「e−スクール2003」の事例もこちらから見ることができます。
インターネット活用教育実践コンクール=http://www.netcon.gr.jp


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