ベネッセ教育総合研究所
特別企画  大学基準協会が初の認証評価の結果を発表
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制度に則り保留校も公表

 加盟判定、相互評価とも、大学基準協会が設定する基準に適合しているか否かの「可」「否」、判断を保留する「保留」の3段階で総合評価が示される。加盟判定では「可」が15校、「否」はゼロ。奥羽大学と那須大学の2校は、教育内容・方法、管理運営、学生の受け入れなど「いくつかの点で問題がある」との理由で「保留」とされた。相互評価では、18校すべてが「可」だった。
 大学基準協会では、「『保留』と『否』の間の距離はかなり離れている。大学自身が問題点を認識して改善を始めており、それを見守ろうと判断した」と説明。保留の2校は07年6月末までに改善結果に関する報告書を提出、再度加盟判定を受けることになる。
 大学基準協会は従来、保留の大学名は公表していなかった。認証評価制度では情報公開が求められているため、保留校の公表に加え、すべての大学について項目ごとの詳しい評価結果を記した600ページ余りの報告書を作成、マスコミ各社に配布した。一般の人もこれをHPで読むことができる。これまで相互評価のみで実施していた実地視察を加盟判定審査に導入したのも、認証評価の趣旨に合わせた変更だ。



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