第4回学習基本調査報告書・国内調査 小学生版
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 第2節 小学生の学習観・成績観・社会観

1. 成績観

ベネッセ教育研究開発センター研究員 十河直幸

(1) 成績の自己評価

成績の自己評価は、「真ん中」とその前後にほぼ6割が集中。時系列的にみると、成績の自己評価は第1回から第4回にかけて、真ん中より上と回答する比率が高まっている。

Q ●あなたの今の成績は、クラスの中でどのくらいですか。
  ●次の教科(算数、国語)の今の成績は、クラスの中でどのくらいですか。

 クラスの中での成績の自己評価について時系列での変化を図2-2-1に示した。選択肢は「1(上のほう)」から「4(真ん中)」を経て「7(下のほう)」まで7段階に分けて、いずれかの段階を成績の自己評価にもとづき選択させた。全体を「上位層」(「1」「2」「3」、以下同)、「中位層」(「4」)、「下位層」(「5」「6」「7」、以下同)に三分位すると、第1回から第4回にかけて、成績の自己評価は真ん中より上と回答する比率がわずかながらではあるが高まっている。第1回からの比率をみると、第1回での上位層が29.4%であったのに対して、第4回では33.8%と4ポイント程度増加している。同様に下位層についてみると、第1回の36.2%に対し、第4回では33.9%とわずかながら減少している。あくまでも自己申告ではあるものの、自己の成績を相対的に上位に位置づける小学生が増加していることがわかる。
 また性別による違いを図2-2-2に示した。上位層をみると、男子は36.6%、女子は31.0%であり、中位層は男子で26.5%、女子で32.4%である。このことから、男子のほうがやや上方に自己の成績を位置づけ、女子は中間くらいに位置づける傾向があることがうかがえる。
 さらに教科別での成績の自己評価を図2-2-3に示した。「国語」は中位層に27.5%が集中している。しかし、上位層に注目すると、「国語」が34.0%、「算数」が42.5%である。相対的に「国語」より「算数」を上位に位置づけているといえよう。
■図2-2-1 成績の自己評価(時系列)
図2-2-1 成績の自己評価(時系列)
■図2-2-2 成績の自己評価(性別)
図2-2-2 成績の自己評価(性別)
■図2-2-3 成績の自己評価(教科別)
図2-2-3 成績の自己評価(教科別)
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