第3回子育て生活基本調査(幼児版)

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第1部 全体の調査結果/第4章 子どもへの進学期待と習い事

第3節 進学期待・小学校受験

子どもに期待する進学段階は、「四年制大学・大学院まで」に着目すると首都圏は54.6%と5割を超え、地方市部は41.3%、地方郡部は34.5%にとどまる。また、小学校受験希望の割合は首都圏、そして幼稚園で高くなっている。

◆地域別、性別に進学期待に大きな差がある

表1−4−11は地域別、子どもの性別に、保護者の園児に対する進学期待をたずねた結果である。最初に地域別にみると、小学校に入る前の段階ですでに進学期待の地域格差がみられた。首都圏は「中学・高校まで」が12.5%と1割強にとどまる。そして「専門学校・各種学校・短期大学まで」が16.7%、「四年制大学・大学院まで」が54.6%と5割を超えている。これに対して、地方市部では「中学・高校まで」が17.2%、「専門学校・各種学校・短期大学まで」が24.7%で合計が41.9%。「四年制大学・大学院まで」はこの合計値とほぼ同じ41.3%であった。最後に、地方郡部は「中学・高校まで」が21.1%と2割を超え、「専門学校・各種学校・短期大学まで」は25.2%。合計すると46.3%と5割に迫る。他方、「四年制大学・大学院まで」は34.5%と3割台半ばにとどまっている。

同じ表で、性別にみると、園児の段階ですでに大きな差があった。「四年制大学・大学院まで」に着目すると、男子では64.0%とおよそ3分の2に達しているのに対して、女子は男子よりもおよそ20ポイント低い44.2%と4割台半ばであった。

表1-4-11 進学期待(全体・地域別・首都圏/性別)

◆進学期待と母親学歴に強い相関がある

母親の学歴と進学期待には非常に強い相関があった。表1−4−12をみると、非大卒の母親は大卒の母親よりも「中学・高校まで」(非大卒19.0%、大卒3.7%)を希望する割合や「専門学校・各種学校・短期大学まで」(非大卒21.8%、大卒10.3%)を期待する割合が大きい。反対に「四年制大学・大学院まで」では、大卒が非大卒より30ポイント以上高くなっている(非大卒39.9%、大卒73.9%)。
  同じ表で、母親の就業状況と進学期待との間にも強い相関がある。「中学・高校まで」は専業主婦が9.7%、パートやフリーが18.3%、常勤が10.2%となっており、パートやフリーで高くなっている。これとは反対に、「四年制大学・大学院まで」では専業主婦が58.6%、パートやフリーが45.8%、常勤が60.2%となり、専業主婦と常勤が高い値になっている。

表1-4-12 進学期待(母親の学歴別・母親の就業状況別)

◆小学校受験の希望は首都圏でやや高い

次に、小学校受験(いわゆる「お受験」)の希望についてみてみよう。表1−4−13で、まず、地域別の小学校受験希望の有無をみてみよう。「受験させる」割合は、地方郡部(0.7%)と地方市部(0.8%)では1%に満たない。これに対して首都圏は2.5%とやや高い値になっている。なお、首都圏では「受験させる」と「まだ決めていない」を合計すると22.3%になる。同じ表で性別では女子が2.8%、男子が2.2%と女子のほうが高い割合になっている。最後に就園状況別では保育園が0.6%であるのに対して、幼稚園では5倍以上高い3.3%となっている。

表1-4-13 小学校受験の希望(全体・地域別・首都圏/性別・就園状況別)
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