移行措置対応のポイント 第3回 子どもが主体的に考える理科の指導
VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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【課題整理】

どこが難しい?理科の指導
― 読者アンケート結果を踏まえた今号のテーマ

理科の指導では、子どもが問題を主体的に見いだし、観察や実験の結果から考察をすることが大切だ。
小誌読者モニターへのアンケートやヒアリングからは、これらの指導方法や、
経験の浅い若手教師も含めて指導力を高めることに難しさを感じている先生が多いことが明らかになった。
求められる授業の流れ
求められる授業の流れ
 新学習指導要領の理科の目標に掲げられている「問題解決の能力」「実感を伴った理解」「科学的な見方や考え方」を養うためには、子どもが主体的に問題解決を行う、上記のような授業の流れが大切だ。
 今回の改訂では、目標に「実感を伴った」という文言が加えられた。子どもが「ああ、そういうことか!」と実感を伴って理解するためには、自らが問題を見いだし、解決の見通しを持って、観察・実験などでそれを確かめ、何が分かったのかを考察する、という流れが一層大切になる。
学習指導要領の改訂ポイントやそのための指導法については、『VIEW21』小学版2008年度秋号「『問題解決能力』を高める理科指導」をご参照ください。広島大・角屋重樹教授のインタビュー記事では、上記の流れを詳しく書いた、「問題解決能力を高めるための教師の手立てと指導のポイント」を掲載しています。

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